5年でTOEIC305から655を達成した佐々木権造さんの学習方法です。
TOEICを受験しようと思った理由
私は定年後は、海外に住んでみたいと思っております。
たまたまインターネットで、「シニア海外ボランティア」というものがあると知りました。日本を離れ、ボランティア活動を通し、貧しい途上国の人達の役にたてればと考えています。
それならば、「今から英語力をつけておかなければ」という理由から、TOEICの試験を受けることにしました。
TOEIC初受験の結果は305点
初めてTOEICの試験を受けたのは、およそ4年前です。私がちょうど、50歳になった時のことでした。しかし、その時の結果は、惨憺たるもの。
リスニング150
リーディング155
合計305
でした。
これは定年退職後の夢の海外ボランティアで通用する英語ではありません。そこで、英語学習をがんばることにしました。目的があると不思議と頑張れるもので、気が付いたら毎日英語を勉強するようになりました。
5年でTOEIC305→655を達成した勉強法
リスニング対策
通勤する電車の中で毎日、カセットテープで教材を聞き続ける事にしました。買った教材はCDだったのですが、持っていたポータブルプレーヤーがカセットテープのものしかなかったので、わざわざテープにダビングして聞いていました。
語彙対策
帰ってから毎日最低5分は単語を覚えるために机に向かうと決めました。毎日習慣として行うことによって、最初は意味がわからなかったテープの内容も少しずつ理解できるようになりました。単語も少しずつ、何度も忘れるところをくり返しながら覚えていきました。まさに一進一退でしたが、自分との闘いだと思って忘れても何度も覚え直し頑張り続けました。
TOEICスコアが少しづつ伸びる
伸びた点数の割合は毎年だいたい80点位ずつです。若い人に比べたらきっと遅々たるものなのでしょうが、確実にスコアが伸びているというのは嬉しいし自信になりました。
5年でTOEIC305→655を達成
気が付いたら、TOEICの勉強を始めてから5年が経ってしまいました。肝心試験結果ですが、655点でした。リスニングが305点、リーディングが350点です。1年目は305点でしたので大躍進と思っています。
最後に
この調子で、来年はもっとスコアを上げられるよう頑張りたいと思っています。私はこの歳までずっと仕事一筋できておりましたが、英語という趣味を持つことにより人格まで変わったように感じています。家内にも「明るくなったね」と言われるようになりました。それはきっと、「目標」と、「自信」を手に入れたからではないでしょうか。歳はとっても見分を広げる事は大切であると実感しました。
月並みな言葉になってしまいますが、人間はいくつからでも新しく何かを始めることが出来ますし、いくつになっても打ち込めるものや趣味を持つのはいいことだと思います。私もTOEICの勉強を始めた頃は、これがここまで自分を生き生きと蘇らせてくれる事になるとは、思っていませんでした。しかも最近は調子に乗って英字新聞まで取るようになりました。
まだ実際に英語を全部スラスラ読むと言うところまではいかないのですが、必ずいつか全部理解で出来るようになりたいという野望もあります。また、定年前に一度社内制度を利用して長期休暇をとり海外に研修旅行にいこうと考えております。
英語圏の世界に一人で乗り込み、どの程度通用するかを知っておきたいと思います。今までの成果がどのように結び付くかが非常に楽しみでもあります。そして定年後にシニア海外ボランティアへ行く時の為、今から万全の体制をとり英語には困らないように準備しておこうと思っております。
定年退職を先に控え、海外移住に向けてTOEICに挑戦するサラリーマン。