2ヶ月でTOEIC655点を達成した川田智子さんの勉強法です。
簡単な自己紹介
こんにちは。川田智子と申します。都内の金融系IT企業に勤める32歳のシステムエンジニアです。これまで留学経験はありません。英検は学生時代に2級をとっただけです。
そんな私のTOEICのスコアは、Listning:315 Readning:340 TOTAL:655です。
まだ1回しか受験していませんので、初回の結果のみです。
学習期間は、2ヶ月間でした。
TOEICを受験した理由
会社の昇給条件として、最近新たに資格取得が追加されました。IT系の資格は既に取得していたので、一般の部として載っていた「TOEICスコア600」というのを狙ってみることにしました。
TOEIC655を達成した勉強法
TOEIC TEST完全攻略3000語を読み込む
とにかく語彙数を増やすことを念頭において、最初の1ヶ月は『TOEIC TEST完全攻略3000語―目標スコア600-900』(語研)を何度も読み込みました。
TOEICの参考書の中で信頼性がありそうなので、これを選びました。目標スコアは、600以上あわよくば700近くを念頭におくことにして、本文の目標スコア900の記述は思い切って読み流すことにしました。
というのも、その頃は特にプロジェクトの追い込みという激務の時期で、朝は始業時刻前から出社していましたし、退社時刻も24時前後。帰宅後に勉強というのは、とてもではありませんが考えられない状況だったのです。そこで短時間集中!と自らを奮い起こし通勤の電車時間25分間にみっちり読み込むことにしたのです。
英語音声を聞く
1ヶ月してある程度語彙を増やしたかという頃、今度はiPodにCDの内容を入れ、ただひたすら音声を聞きました。速度に慣れるためです。最初はあまりの速さに面食らうほどでしたのでとにかく聞きながら文章を追いました。数回文章を見ながら聞いたら今度は文章を見ずに聞くというセットを繰り返しました。
また、その際気をつけたのは「聞き下す」ことです。日本人の翻訳のクセとして、つい全文を聞いて後ろから前に向かって「~の、~する(ところの)~」とする傾向があるかと思います。これは中学校以来の英語の授業で訳す際に、そう習うからなのですが、これをやっていると、ヒアリングでは聞き逃してしまいます。
そこで、前後の関係に気をつけつつも、日本語的文体に脳内で組み立てることなく聞いていくようにしました。最初は本当に頭の痛い作業でしたが、慣れると大まかな意味がとれるようになりました。
TOEICテスト新公式問題集を解く
しかし知識だけでは間に合いません。得点法も大事です。時間配分が肝なので、「TOEICテスト新公式問題集」を4回分、実際に時間をはかりながらやってみました。
これはさすがに電車内では無理ですから週末集中して時間をとります。繰り返し同じ問題を解くのがいいと思うのですが時間がなくなり、最終2週間の週末、それぞれ1回分ずつというペースでやってみました。こうして試験日を迎えたのです。
TOEIC受験結果
初回受験で、スコア655を取得できました。
良かった点、悪かった点
使ったテキストは『TOEIC TEST完全攻略3000語―目標スコア600-900』だけでした。
あれこれ手を出さずに、一本に絞ったことが集中力を上げたと思います。また勉強時間を通勤時間のみ、としたのもいい意味で自分を追い込めたように感じました。
TOEICテスト新公式問題集に関しては、同じ問題を複数回解くぐらいの時間を割いたほうがよいと思います。どこをどう間違えたかというのは解説を読んだだけでは頭では納得しても実用につながりづらいからです。
最後に一言
恐らくみなさん同じことをおっしゃると思いますが、ヒアリング能力を高めるにはまず語彙力の強化から、です。単語だけではなく基本構文を覚えておかなければ文意を誤って受け取ってしまう場合があります。
またヒアリングの際には極力”聞き下し”てみることをお勧めします。後ろから訳すことを敢えて避けるのです。500点からの壁はこの「後ろから訳すクセ」との決別ではないでしょうか。
夫とのB級グルメ食べ歩きが趣味。会社員。