6ヶ月の学習で、TOEIC400→515を達成した大室保さんの学習法です。
はじめに
はじめまして。大室保です。30代男で会社員をしています。
TOEICスコア推移
L225 R175 合計400
↓
L320 R195 合計515
学習期間 6ヶ月間
受験した理由
2回目の転職を考えた際、受けている会社の業務に一部、「英文メールを読解できること」というような要件が記載されていたので「TOEICを受験する」という目的を持つことで英語力を伸ばせると考えたので。
TOEIC400→515を達成した勉強法
TOEIC受験一回目スコアは、400程度でした。
リスニング試験の形式が「メモを取るのは禁止。会話内容を暗記して設問に答える。」ということもあり、「会話を英語のまま理解できる力」がないと好スコアを獲得するのは困難と判断しました。
そこで、まずは「話を聞く力」を付けようと努力しました。二回目の受検までにアルクの『TOEICテスト650点突破マラソン』で「英語を処理するスピード」を鍛えました。
TOEICテスト650点突破マラソンで学習
行った具体策は以下の通りです。
1セクションあたり「ドライブ」や「食事」など、TOEICで頻出されるジャンルをカバーしています。その例文ややり取りの中から単語や出題の癖を覚えます。
特に以下①~④のポイントを意識して学習しました。
①音声CDを用いた「直解トレーニング」で「日本語に訳す時間を減らす」ことに注力する。
②日本語に訳すのではなく、英語の語順のまま理解して問題を解ける力を養う。
③リスニングセクションで多い疑問文「Where」や「when」などを聞き分け、正答率を上げる。
④(リスニング以外)パート7読解問題で「新聞・雑誌記事、手紙、E-mail、広告文」などの「定型文」の問題をひたすら解き「どこに何が書かれているか」を素早く理解できるように「場数」を踏む。
主に通勤時、前日に学習したセクションをiPod Shuffleで順に再生し記憶。また、ひと通り聞き終えた後はシャッフル機能を使いランダムに再生。
すぐに思い出せないパートの会話を聞くことで「とっさの一言でも即応できる力」、「英語のまま理解できる力」が身についたか確認しながら学習を進めました。
上記の1)、2)の学習は最短で64日で終了します(全セクション64パートなので)。
予備日やミニテストだけの日を設けるともう少し長くなりますが、2ヶ月程度で終了できます。TOEICの開催頻度とほぼ同じです。そのため、「次のテストまでに〇〇を克服する!」という目的意識も抱きやすく、自ずとがんばろうという気になります。
400点程度の私がこの650点対策用の教材を使うのは少し無理があるかと思いましたが、「英語を英語のまま理解できる」リスニング力は確かに身についたと思います。
TOEIC400→515を達成
上記の勉強法を行った結果、400点から515点と100点あまりのスコアアップにつながりました。
良かった点、悪かった点
良かった点
「英語を英語のまま理解する癖」が身についたお蔭で、TOEIC特有の「メモを取るのは禁止で、読み上げられた英文をそのまま理解しないと解きにくい」リスニングの設問に対し、スピーディに答えられるようになりました。徹底的に「試験の形式に慣れる」ことができたので、短期間にスコアアップできたのだと思います。
悪かった点
逆にダメだった点は、毎日予備日も設けず勉強し続けなければならない「精神的な負担」を自ら強いてしまったことです。TOEIC公開テストの次の開催まで2カ月しか勉強期間がなく、毎日の移動中に昨日学習分を復習。ミニテストは各パート終了時に少し行う、というスケジュールは少しタイト過ぎました。
パートは全部で64。一日1パート終えれば、この教材は約2ヶ月で修了できるよう作られています。だからといって、あまり詰め込み学習するのは良くないな、と思いました。次回からは、少し学習スケジュールを見直したいと思います。
最後に一言
400点台からTOEIC受検を考える方は、すでに「大学受験レベルの基礎的な学力」は持たれていると思います。「受検英語」は「英検2級」程度までのテストならば有効ですが、より英語圏の生活や文化、風習に根ざした出題が為されるTOEICでは、すぐに「応用できる」とは言いがたいです。
私がこの教材の学習で注力したように、「英語を英語のまま理解できる癖」を心がけるようにすると、不思議とTOEIC特有のリスニングや読解問題を解くのに役立ちます。その点で、アルクのマラソンシリーズはお勧めです。
趣味は食べ歩きと川柳創作。会社員。週末になると休日にどこのラーメン店に行くか、どのエリアにドライブしに行くか、考えたりで浮き足立ち始める。