TOEIC700→800を3ヶ月で達成。真島祐介さんのTOEIC勉強法です。
はじめに
僕は高校で英語の教師をしています。運良く大学卒業後から、すぐに教員として働く事ができまして、今年で5年目に突入したところです。
TOEIC受験に至る経緯
自分の担任しているクラスに、とても成績優秀でいつも上位トップ10入りを果たす生徒がいるのですが、その生徒がTOEICを受けるとの事で僕に相談に来ました。僕も大学生の時に受けた事がありましたので、ザッと試験の流れや自分が勉強したポイントを、いくつかアドバイスしたわけです。
そこで生徒のほうから質問で「先生はスコアどれくらいですか?」と聞かれましたので、素直に「700だけど?」と答えたところ「ちょっと低いですね」と言われてしまい、酷いショックを受けました!その時は「なんでそんな事を言われなくてはいけないんだ!」と、心の中で憤慨していました。
英語教師ならTOEIC730は必要
自宅に帰ってからネットで調べると「中学・高校の英語教師は、最低TOEICで730はスコアがあるべき」と書かれているのです。なるほど、生徒に言われた事は本当でした。そして、自分のスコアの低さに、とても反省してしまいました。
3ヵ月後のTOEICを受験をすることにする
ちなみに、学生時代のスコア700の内訳は、リスニング320、リーディング380です。
つまり、僕の苦手はリスニングの分野です。生徒の見本になって教科書を読む時に、出来るだけ良い発音を心がけていますが、もともとリスニングは得意ではありません。ですので、いつも苦労しています。TOEICの為だけではなく、そういった自分の弱点をしっかり克服して「教師として生徒にきちんと教えられる存在でいたい。」こんな決意を胸に勉強を始める事にしました。
TOEIC700→800を達成した勉強法
生徒の影響で自分も受ける事に決めたTOEICのテストまで、3ヶ月の期間がありました。しかし、僕はバドミントン部の顧問もしていますので土日も部活があれば出なくてはいけません。大会があれば、朝から夕方まで引率で出掛けます。平日も部活が終わるまでは学校です。
ですのでこうしてみますと、まとまった学習時間を取るのは難しい状況でした。社会人になってから勉強するのは、学生時代と違って障害がいろいろあります。勉強や部活に時間をつぎ込む事ができる生徒たちの姿を羨ましく思いながらも、ちょっとした空き時間に勉強に励みました。
ひたすら模擬試験を解く
一応現役教師ですので、基本的な文法は自信があります。ですから、ひたすら模擬試験の問題を解き続けていきました。
模擬試験の材料に使った問題集は、定番ともいえる「TOEICテスト新公式問題集」を、No.4まで一気に購入して、びっしり本当のTOEICテストの感覚を思い出しながら、繰り返し勉強していきました。
休日でまとまった時間が取れる時は、自宅で時間を計測しながら、本番さながらの模擬練習もしてみました。こうして計画的に勉強する事ができるのは、以前TOEICを受けた経験があり、大体の流れを、把握していたからだと思います。
ふだん生徒たちに教えるのと違って、ビジネスシーンで多く利用される文章や、言い回しが多く出てきます。そのせいか、ビジネスマンになった気分で、勉強していて飽きる事なく、新鮮な気持ちで続ける事ができました。
リスニングは問題集に附属のCDと、ラジオ英会話の番組を聴く事で、耳を鍛えていきました。
TOEIC800点を達成
テストの結果はリスニング390、リーディング410のトータル800!
TOEICフィードバック
どうにか最低730を越える事ができ、英語教師として恥ずかしくない数値を獲得できました。しかし、3ヶ月間テスト勉強をした結果ですので、もしも何も準備をしていない状態だったとすれば・・・もう少し低いスコアだったかも知れません。
最後に
英語の教師として生徒に自信を持って堂々と指導する為に、ある程度の知識や実力はキープしていく努力が必要だと今回の経験から学ばせてもらいました。時代が流れるとともに、英語の常識も変わっていきます。「常に新しい知識を取り入れて自分のものにしていかなくては」と思っています。
TOEICテストにも、更にスピーキングとライティングに特化した新しいテストが導入されていますが、今後はこのテストの受験も視野にいれてもっと実力向上を目指して精進していきたいです。
TOEICの良いところは、テストを受けても0点という事はなく、ほんの少しであっても点数化して、実力を測ってくれるところだと思います。これからは最低でも年に1回はテストを受けて、力を維持するようにしていきたいです。
今回TOEICを受けるきっかけをくれた生徒も、3ヶ月の間に努力を重ねたようで、満足のいく結果を得られたようです。TOEICは努力した分が必ず数字に反映されてきますので、やる気の向上につながります。
英会話サークルを立ち上げる
改めて英語の楽しさを感じた僕は、高校時代に自分が所属していた「英語での弁論を主な活動とする英会話サークル」を立ち上げる事にしました。参加者が増えて、いつの日か部活動として正式に活動できるまで、その骨組みを作りながら高校生たちに英語の楽しさを伝えていけたら良いなと思っています。
高校英語教員。生徒のひと言に奮起し、英語教員指導レベル以上のTOEICスコア取得に挑戦する。