TOEIC575点から5年間コツコツと学習を行い、780点を取得された佐藤洋子さんのTOEIC勉強法です。
はじめに
私が初めてTOEICという英語資格の存在を知ったのは18年くらい前でした。私は海外で暮らしたこともなく留学もしたこともありません。ですからTOEICのリスニング力と文法力の両方を身につけるのは容易なことではありません。
11年前は575点、その後5年前に780点を取りました。来年あたりにもう一度受験してみようと思っています。目標は850点を超えることです。
TOEIC575→780を達成した勉強法
「リスニング」「リーディング」分野別に下記に記載します。
リスニング対策勉強法
リスニング力をつけるためにやっていることは以下の通りです。
リスニング対策その1
・「聞いて覚える英単語 キクタンTOEIC Test」付属CDの音をiPodに入れて歩いているときや電車に乗っているときなどに聞く。
このCDは、英語→日本語→英語の順に聞こえて来るのでテキスト無しで学習可能です。ジャズチャンツと言う手法を使っていて、リズムに合わせて音が聞こえて来るので、自分でもつい発音してしまうような楽しいものです。
リスニング対策その2
・「English Journal」や「Non Stop English」付属CDを聞き取る。意味が分からないところは日本語訳と照らし合わせて理解する。気に入った文章はテキストを読みながらシャドウイングをしてみる。慣れてきたら音だけを聞いてシャドウイングをしてみる。
様々な有名人が話す内容はとてもおもしろく、また癖のある話し手も登場するので聞き取り力がつきます。
リスニング対策その3
・映画の台詞を聞き取るための教材「超字幕」を利用する。
初めはサブタイトルを見ないで聞き取り、その後聞き取れなかった箇所を何度も聞き直し、テキストで確認します。確認した後は不思議なくらいよく聞き取れるようになっています。
リスニング対策その4
・「名演説で学ぶアメリカの文化の社会
」付属CDを聞き取る。Barack Obama, Hillary Clinton, Jimmy Carter, Tom Hanksなどの知名人の興味ある発言を聞く。
少し堅い話が多いですが、政治や社会、経済関係の単語や慣用句を覚えるのに適しています。
リスニング対策その5
・TOEICテスト教材のリスニングテストをやる。
様々なアプローチでリスニングの訓練をしていると、TOEICのリスニングが少し楽になっていることに気づくはずです。
リーディング対策勉強法
読解力・文法力をつけるためにやっていることは以下の通りです。
リーディング対策その1
・TOEICテストのための教材にある文法問題や読解問題を解く。
まずは問題を解いてみてかかった時間や自分の文法力や読解力を把握します。間違えたところはテキストの解説を読み、必要なところは赤線を引いて覚えます。少しずつかかる時間を短縮できる様にしていきます。
リーディング対策その2
・「Asahi Weekly」を読む。
これは週刊なので1週間の間に読むためには無理のない量です。1紙の中に、初心者向け→中級者向け→上級者向けの記事の順に編集されています。少しずつレベルアップできるのでモチベーションをキープできます。少し難しい単語や、日本人に苦手な慣用句には注釈として意味や解説がついていますので、ほとんど辞書無しで読めるのも魅力です。大学入試レベルの問題やTOEIC対策の問題あり、自分の実力を試すこともできます。
リーディング対策その3
・ウェブ教材を利用する。
Webにもよい教材がたくさんあります。今一番気に入っているのが、「Breaking News English」です。1つのテーマを使いながらターゲットになった語句を覚えることができます。内容も新鮮で飽きさせません。
最後に
英語の総合力を試されるTOEICを楽しみながら学習する、それがモチベーションを維持する秘訣かも知れません。
TOEICの学習をただ得点アップのためだけに学習するのではなく、総合的な英語力をつけるために学習している、というのが私のやりかたです。