TOEIC730→780→820→810という経緯をたどった、英子さんの勉強法です。27年間コツコツと勉強を続けられています。
TOEICを受験した理由
アメリカの短期大学を卒業したが、それだけでは転職の際、英語が上手いということを信用してもらえない為。
具体的なTOEICの勉強法
・TOEICの純正テスト問題集を使い問題の形式を熟知した。
・1問ずつ時間をかけて正しい答えのパターンを覚えた。
・1問当たり数十秒で問題を解いていく感覚を体に覚えさせた。
・マークシートのマークは塗りつぶすというよりも、鉛筆の芯を太目に削って2〜3回鉛筆で縦にマーク内に線を引いてマークが全て埋まるように練習した。
TOEIC対策として使用した教材・書籍
受験結果と英語学習の道のり
「英語力下級から上級への長い道のり」
・高校での成績では英語はいつも30点くらい。
・全日制英語学校に通っていた21歳の時に受験した英検2級は不合格。
・アメリカに語学留学後に英検2級合格、国連英検A級は不合格。
・アメリカ4年制大学3年次中退後に生まれてはじめて受験したTOEICは730点(スコアシート紛失の為内訳不明)、数ヵ月後に受験したTOEICは780点(L425点、R355点)。
就職した先で英語を使い仕事、常に独学で英語を勉強していた。その数年後に受験したTOEICは820点(L470点、R350点)。
転職した先で英語を使い仕事、数年後に再度TOEICを受験したところ810点(L435点、R375点)に落ちてしまいました。現在は、900点台目指して独学中です。
自分の勉強法の良かった点、悪かった点
日頃、仕事でも英語を使っていたのですが、仕事で英語を使うことで充分勉強になっていると考え、それ以外では得に英語の勉強をしなかった為に点数が下がってしまいました。(ただマイナス10点ですので、レベル的には維持ということになります。)
純正教材の良いところは、模擬テスト問題以外に殆ど記載がなく、説明や解説が非常に少ないところです。
最後に、これから受験する方に一言
TOEICというテストはすごいテストだと思います。というのは、TOEICはその場限りの一夜漬けなどで高得点を取得できるようなテストではなく、受験者の英語力を的確に測るテストであると、受験の度に実感させられます。(本当に良く練りに練って作り上げられている恐るべき究極のテストだと思います。)
TOEICには「まぐれ」とか「たまたま調子が良かった」などというのはありません。短期間に何度も受験してみれば、それは痛感させられることでしょう。(ただし、TOEICテストに慣れていない人が続けて受験すると受ければ受けるほど点数が上がるという可能性はあります。それは、「テスト慣れ」したことが理由の可能性が高く、もうこれ以上は何度受験しても点数があがらないという時が来た場合、それが本当の実力でしょう。)
また、「あの人は英語がベラベラなのにTOEICは点数が低いんだって」とか、「あの人はTOEICの点数は高いらしいけど、英語下手だよね。」と、いうような陰口をたまに耳にしますが、どうぞ注意深く、彼らの書いた文章や、しゃべっている英語を聞いてみてください。その文法や表現力の実力は彼らのTOEICの点数にちゃんと見合うものであることが判明することでしょう。
という訳で、TOEICで高得点をとる為には、日頃のテスト目的ではない積み重ねの勉強が必要となります。ただし、「テスト慣れ」する為の、テスト勉強というのは確かに必要です。どんなに英語が上手でも、問題の意味を間違えて捉えていたり、答えを記入する場所を間違えていたり、一つ一つの問題をこなすのに時間がかかってしまい、回答できなかった問題があれば、TOEICの点数は実力よりも低くなり得ます。
自分の持っている最大限の実力、いやそれ以上の点数をとろうとテストに集中し、取り組み、正しい、回答方法をするからこそ、的確な実力に見合う点数が出るのであって、もし、下痢に悩まされていたり、腹痛や頭痛に邪魔され、テストに集中できなかったりすれば、実力より低い点しかとれないということになりかねません。
問題数の多いTOEICで時間切れにならずに全問答えるには、1問当たり、確か平均だいたい数十秒間程度で答えていかなければならないのです。(正確な秒数については、「与えられた全体の回答時間÷問題数」でどうぞ計算してみてください。)
ですので、長文読解などでは「ああ、難しい文章だなあ。よくわからないよ。疲れるなあ。テストが終わったらアイスクリームでも食べようかな」、なんて気が散りながら読んでいる暇はありません。また、なんどもなんども読み返していると、最後の方の長文は、一文字も読まないまま時間切れ、などという悔しい結果となってしまいます。
あんなに長い文章をやっとの思いで読んだのだから、さぞ、問題数はたくさんあるだろうと思ってしまうのですが、1つの長文に対しての問題数は、「え、これだけ?」というような少なさです。やっとの思いで読み終えた文章であっても、未練を捨てて、さっさと次の長文を読むことに気持ちを切り替えなければなりません。
という訳で、TOEICの練習問題、模擬問題を何度も何度も時間を計ってこなし、テストの形式に慣れるのは、非常に重要なことで、解答用紙のマークシートの記入の仕方をいかに早く正確にするかという練習も非常に重要なのです。
アメリカの短期大学を卒業。