TOEIC760→865を1年で達成した村谷洋介さんのTOEIC勉強法です。
はじめに
私は、中学生向けの進学塾で塾講師をしながら、翻訳家を目指している27歳の専門学校生です。夢は翻訳家として独り立ちする事で、昼間は翻訳の専門学校に通っています。
簡単な経歴からTOEIC受験まで
四年制の大学で英文学を専攻し、卒業後は出版関係の会社に就職をしました。出版社で編集のアシスタントをしながら、毎日それなりに忙しい生活を送っていました。
ある日、忙しい日々に疲れてきた時、ふとしたきっかけで学生時代に持っていた「英語を日常的に使う仕事をしてみたい」という夢を思い出しました。そして、覚悟を決めて仕事を辞め、翻訳のプロを目指す夢を追い掛ける事にしました。辞めた後は、翻訳の専門学校に入学しました。
まずはTOEICを受験してみる
勉強のスタートは、大学時代に受けた事のあるTOEICを再度受けるという事から始めました。
しかし、結果は散々・・・。社会人になってから、英語から遠ざかっていた事もあり、スコアは760点まで下がっていました。
学生時代は、800点台だったはずです。大きなショックを受けた私は、まずは1年後に850点をクリアする事を最初の目標に掲げました。
TOEIC760→865を達成した勉強法
TOEICで900点を目指す為には語彙力の強化は必須。その事を強く今回の試験で痛感しました。そこで、不足している語彙力に絞って勉強をスタートしました。
語彙勉強法
効率良くどんどん単語を頭に叩き込む事に決めました。
このテキストは、ひとつの単語に関する説明が非常に丁寧に書かれています。その上、単語が持つ意味だけではなく、類義後や派生語を具体的に解説してくれています。
毎日決まったページ数を進めようとすると、何らかの理由で丸1日、クリアできない日がどうしても出てきます。そうすると、学習計画にズレが発生し、結局挫折してしまう事になりかねません。
そこで、1週間ごとに暗記するページ数を決めて5等分し、月曜日から金曜日までの5日間でしっかりと進める事を目標にし、週末は予備日にしました。予備日を設ける事で、1週間分を振り返って覚える習慣が定着します。暗記できる効率も飛躍的にアップします。
①単語を覚える時には、必ず声に出して何度も発音する。
②例文を発音しながらノートに10回ずつ丸写しをする。
目からインプットした単語を、口と手の双方でアウトプットするという方法です。類義語や派生語も同様に、何度も発音してまとめて覚えるようにしました。これによって見た事の無い単語に出合ったとしても、接頭辞や接尾辞からある程度意味を想定できるようになりました。
TOEIC865を達成
1年後のTOEICの結果は、
リスニングが370→420
リーディングが390→445
合計スコア760→865
でした。
目標に掲げていた850点を、無事達成する事が出来ました。
最後に
スコアが上がった事も嬉しいですが、それだけでなく1年前と比べて英字新聞や英英辞書などを見た時の理解度も飛躍的に高くなりました。翻訳の勉強も、ボキャブラリーが増えた事で、表現が豊かになってきたように思います。
もちろん私の夢は翻訳家として大成し、独り立ちする事ですから、850点をクリアできた事だけで満足しているわけではありません。それに、900点の大台に乗せる為には、まだまだ努力を続けていく事が必要です。最近はとにかく多くの英文に触れる事はもちろんですが、触れるだけではなく口に出して読む事も積極的に実践しています。
大学時代からの翻訳家の夢を諦めきれず、仕事を退職し翻訳家の専門学校に入学。そこには、TOEICへの高い壁があった。